アラート

アラートは、サービス運営時に発生するすべてのイシューを定義したもので、主に関係者に通知を送信する目的で作成されます。

状態

アラートは、以下のような状態があります。

状態説明
確認アラートに担当者が割り当てられて処理中の状態
作成アラートが最初に登録された状態
完了障害、点検などアラートの処理が完了した状態
エラーウェブフックの連携を通じてイベントが受信されたが、エラーによってアラートが正常に登録されていない状態

緊急度

クラウドフォレのアラートの緊急度は、「高」と「低」の2種類が存在します。

アラート 手動作成の場合、「高」と「低」の2種類で作成されますが、ウェブフック連携を通じた自動作成の場合は、深刻度(Severity) に従って緊急度(Urgency)が測定されます。

アラートを作成する

アラートは、次の2つの方法で作成できます。

  • 手動作成: クラウドフォレのコンソールでアラートを手動で作成します。
  • 自動作成: ウェブフックを作成して、ウェブフックと連携した外部モニタリングサービスを通じてイベントを受信します。受信したイベントのメッセージを精製してアラートを自動的に作成します。

コンソールでアラートを手動作成する

(1) [アラートマネージャー > アラート]ページへ移動して[作成]ボタンをクリックします。

create-alert-step-1

(2) [アラート作成]のモダールウィンドウが表示されたら、入力フォームを作成します。

create-alert-step-2

(2-1) [アラートタイトル]を入力して[緊急度]を選択します。

(2-2) アラートが発生するプロジェクトを指定します。

(2-3) 追加説明が必要な場合は、[説明]を作成します。

(3) [確認]ボタンをクリックして、アラート作成を完了します。

外部モニタリングサービスに接続してアラートを受信する

外部モニタリングサービスに接続すると、当該サービスで発生するイベントのメッセージがアラートとして自動的に作成されます。
外部モニタリングで発生したアラートを受信するためには、ウェブフック作成連携設定をする必要があります。


ウェブフックを作成する

外部モニタリングサービスで発生するイベントメッセージを受信するためには、ウェブフックを作成しなければなりません。
ウェブフックは、プロジェクト詳細ページで作成できます。

(1) プロジェクト詳細ページの[アラート]タブに移動して、[ウェブフック]タブを選択します。

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(2) [追加]ボタンをクリックします。

(3) [ウェブフック追加]モダールウィンドウで名前を作成して、連携する外部モニタリングサービスのプラグインを選択します。

create-webhook-step-3

(4) [確認]ボタンをクリックして設定を完了します。

アラートを活用する

クラウドフォレのアラートを活用したさまざまな機能をかんたんにご紹介します。

  • 通知チャンネル: アラートをどのユーザーにどのように、いつ送信するのかなどを設定します。
  • エスカレーションポリシー: 段階別のルールを適用して、受信したアラートをプロジェクトメンバーに効果的に伝達します。
  • イベントルール: ウェブフックを通じて受信したイベントは、条件に従って アラートとして作成されます。
  • 維持管理期間: 定期・非定期のシステム作業日程を登録して作業を案内し、作業間で発生する アラートを遮断します。

アラート一覧を照会する

[アラートマネージャー > アラート]ページですべてのプロジェクトのアラートを照会できます。
アラートを検索したりアラートの状態を変更できます。

アラートを検索する

検索ワードを入力して条件と一致するアラート一覧を確認でき、確認したいアラートのタイトルをクリックすると、アラート詳細ページへ移動します。

alert-search

また、基本的に提供されるフィルタリング機能を利用すると、アラートを便利にフィルタリングできます。

詳細検索に関する詳細については、こちらをご参考にしてください。

一覧でアラート状態を変更する

一覧ですぐにアラートの状態を修正できます。

(1) 状態を修正したいアラートを選択して、画面右上の[確認]、[完了]、[削除]のうち実行したいボタンをクリックします。

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(1-1) [確認]ボタンをクリックして「確認」状態に変更する

「確認」状態は、担当者の割り当てが完了して処理中の状態です。
状態変更と同時に選択したアラートの担当者を自分に設定できます。[確認]ボタンをクリックすると完了します。

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(1-2) [完了]ボタンをクリックして完了状態に変更する

「完了」状態は、アラートを発生させるイシューの処理が完了した状態です。
状態変更と同時にノートを作成でき、[確認]ボタンをクリックすると完了します。

update-alert-1-2

(1-3) [削除]ボタンをクリックしてアラートを削除する

削除するアラート一覧をもう一度確認でき、[確認]ボタンをクリックすると削除されます。

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アラートを確認する

アラート詳細ページで、アラートに関する詳細情報とヒストリーを照会・管理することができます。

alert-detail-page

詳細項目説明
継続時間アラートが続く時間
説明アラートに対する説明で、ユーザーが直接作成した内容、または外部モニタリングサービスから受信したイベント内容
ルール外部モニタリングサービスでアラートが発生した条件
深刻度ウェブフックイベントのデータから受信した深刻度
エスカレーションポリシー適用されたエスカレーションポリシー
プロジェクトアラートが発生したプロジェクト
作成アラートを送信したモニタリングサービス
リソース名アラートが発生した対象

名前変更と削除

[編集]アイコンと[削除]アイコンをクリックすると、アラートの名前変更と削除を実行することができます。

update-alert-name-or-delete-alert

状態 / 緊急度を変更する

状態と緊急度は、ドロップダウンで手軽に修正できます。

update-state-urgency

担当者を変更する

(1) [割り当て]ボタンをクリックします。

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(2) 担当者を選択して[確認]ボタンをクリックすると、担当者の割り当てが完了します。

update-assignee-2

説明を修正する

選択したアラートに対する管理権限を有するユーザーのみ編集できます。

(1) [編集]ボタンをクリックします。

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(2) アラート説明欄のフォームで変更事項を作成して[変更事項保存]ボタンをクリックすると、修正が完了します。

update-description-2

プロジェクトを変更する

アラートと接続されたプロジェクトを変更することができます。

(1) プロジェクト[変更]ボタンをクリックします。

update-project-1

(2) [プロジェクト選択]ドロップダウンでプロジェクトを選択後に[変更事項保存]ボタンをクリックすると、プロジェクトの変更が完了します。

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新しい状態にアップデートする

アラートの状態に進行状況などを記録して、当該アラートの状態を速やかに確認できるよう設定します。
内容を変更すると、以前の状態の記録は削除されます。

(1) [新しいアップデート]ボタンをクリックします。

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(2) [新しい状態にアップデート]モダールウィンドウで状態を作成して[確認]ボタンをクリックすると、状態のアップデートが完了します。

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受信先を追加する

アラートは、エスカレーションポリシーを通じて受信先に送信されます。

アラートをを送信するユーザーを追加したい場合は、[追加受信先]を設定します。

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検索ウィンドウをクリックすると受信可能なユーザーリストを照会・検索できます。複数選択も可能です。

add-additional-responder-2

ノートを追加する

アラートに対してメンバーがコメントを残して、処理中の問い合わせやこれに対する回答を登録して、コミュニケーションを取ることができます。

add-note

発生したイベントを確認する

アラートで発生したイベントをロギングして、ヒストリーを確認することができます。

view-pushed-event

イベント一覧のなかの一つをクリックすると、イベントの詳細情報を照会できます。

view-pushed-event-detail

通知ポリシーを設定する

プロジェクトで発生したアラートの緊急度が「緊急」の場合のみ、アラートが発生するよう設定できます。

(1) プロジェクト詳細ページの[アラート]タブ内で[設定]タブへ移動します。

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(2) 通知ポリシーゾーンの[編集]アイコンをクリックします。

notification-policy-2

(3) 設定したい通知ポリシーを選択します。

notification-policy-3

(4) [確認]ボタンをクリックすると、ポリシーの設定が完了します。

自動復旧を設定する

自動復旧機能は、システム障害が復旧されると、アラートを自動的に「完了」状態に変換します。

(1) プロジェクト詳細ページの[アラート]タブ内で[設定]タブへ移動します。

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(2) 自動復旧ゾーンの[編集]アイコンをクリックします。

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(3) 実行したい自動復旧設定を選択します。

auto-recovery-3

(4) [確認]ボタンをクリックして自動復旧設定を完了します。